
いろんな自己啓発本を読んでいると、
「アリとキリギリス」の話がよく出てくる。
夏の間、せっせと働くアリ。
一方、キリギリスは
歌ったり踊ったりして遊んでいる。
冬になると、
アリは蓄えた食料で生き延びる。
キリギリスは食べ物がなくなり、
飢え死にしてしまう。
だいたい、そんな話。
私は、この話が嫌いだ。
「コツコツ働くのが偉い。
遊んでばっかじゃダメ。」
って言われている気がするから。
気候がいい季節は、
思いっきり遊びたい。
でも、ある日知った衝撃の事実。
キリギリスの成虫の寿命は約2か月。
秋には一生を終え、
冬まで生きることは、ほとんどないらしい。
飢え死に関係ないやないかーい!
ただの寿命やないかーい!
一方、働きアリの寿命は約1〜3年。
そりゃ冬の準備がいる。
越える冬があるんだから。
アリとキリギリスは、
そもそも生きる時間が違う。
私だって、
「300歳の冬に備えて、
今から働きましょう。」
って言われたら、

急なパラパラ
踊り倒すよ。
もう二度と来ない夏だよ?
そもそも、
アリとキリギリスって、
比べる話なんだろうか。
冬に備える必要があるアリ。
冬を迎える前に一生を終えるキリギリス。
前提が違う。
だから私は、
キリギリスは、
自分の一生を全力で生きたんだと思う。
あの夏は、
きっと愛と楽しみにあふれていた。